良い思い出も悪い思い出も、高校生活にはつきものだ。 友人と遊んだり、テストのために塾に通ったりと、誰にでもその時々の思い出があるものだ。 ある高校で、あるクラスが高校時代を振り返り悲しくなるような出来事に直面する。 亡くなったのはただの生徒ではなく、この世のものとは思えないほどの美しさを持つ人気者の女子生徒、川上富江だった。 彼女の死は特に凄惨で、遺体はバラバラにされ、破片が散乱していた。 事態を理解しようとするクラスの面々は、玄関から聞き覚えのある声で呼びかけられ、遅刻を詫びる声に衝撃を受ける。 カラス色の髪、左目の下の美容マーク、この少女は殺されたクラスメートにそっくりだった。 でも、まさか富江じゃないよね？